ERNESTOLONE PHONO EX
フォノアンプを搭載した、Carot Oneプリ・メインの最上位モデル
Carot One エクスクルーシヴ・エディション。それはクオリティにこだわる日本のユーザーへむけた専用モデルとして2013年に登場しました。最初に発売されたのはCarot Oneの代表的なモデルをブラッシュアップした、ERNESTOLO EXとFABRIZIOLO EX。2つの人気モデルはEX化によってさらなる音質アップを果たし、改めて「オレンジ色した魔法の小箱」の高いポテンシャルを証明する事となりました。 その後、DACを搭載したERNESTOLONE、25Wまで出力をアップしたSUPER ERNESTOLOもEX化がされたのは周知の通りですが、クオリティを重視する日本のユーザーからの支持もあり、真空管を搭載した全てのラインナップでEX以外の製品はその役目を終え、完了となりました。
EXモデルはサウンドの質を決定づけるオペアンプに、バーブラウン「OPA2604AP」を採用。滑らかな質感と高い解像度を両立し、駆動力のアップも図られています。また、Carot One の大きな特徴である真空管は、6Vの6922管から、12VのスロバキアJJ製ECC802S管に変更されています。この真空管は、ムラード製ECC802Sの復刻モデルとして知られており、音の良さと安定感の高さは折り紙付きです。また出荷前に1台ずつ日本国内でのバイアス及び出力レベル調整を徹底。さらに真空管のソケット周りには、EXCLUSIVE EDITIONの文字が刻まれたヘアライン仕上げのシルバーリングが、サイドパネルにはシルバープレートがあしらわれます。
そして、今回届けられた新製品は、現在のニーズに正にマッチした待望の製品です。
ERNESTOLONE PHONO EX。名前からも推測できる通り、MMのフォノアンプを搭載したERNESTOLONEです。入力はフォノ入力(RCA)以外にステレオミニジャックを2系統完備。サイズからくるイメージ以上の拡張性を備えています。
サイズはDAC搭載のERNESTOLO EXと全く同じです。もちろん日本独自のEXバージョンでの発売です。
真空管を搭載した、魔法の小箱が奏でる「アナログサウンド」。こんな製品を待っていた。そんな声が今から聞えてきそうです。“素晴らしい製品を適正価格で提供する”2010年に初代ERNESTOLOを発表した時から、主宰者であるアントニオ・ロッシの想いは変わる事はありません。Carot Oneはこれからもコンパクトオーディオの雄であり続けます。
Specification
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